タイ第2の都市チェンマイ

    
 
 


 チェンマイってどこにあるの?て100%聞かれます。
 チェンマイは、タイの京都。
 北端の、ミャンマーに近いところにあります。

 タイは、豊かな国です。

 アジア諸国の歴史で、どこにも支配されず、
 どこの植民地にもならなかった国って、日本とタイだけなんですよ。
 だから、フランスの香りもイギリスの香りもない、
 タイ独自の香りを保っています。
 どうしてタイが属国とならなかったか?というと、

 タイの右側は、ベトナムで、フランス領。
 タイの左側は、ビルマで、イギリス領。
 ここで、どちらかがタイの植民地化に動くと、
 パワーバランスが崩れます。 
 敵の手に渡るならば、自分の物にならないでもしょうがない、
 と、両国はタイに進出しなかったようです。

 その上、第二次世界大戦にも参加していないので、
 国土が戦場になっていません。
 しかも、敗戦国にもなっていないわけですから、
 立地条件だけでなく、よほどの外交手腕です。

 戦後、アジア諸国はマイナスからのスタートでしたが、
 タイは、マイナス要因がありません。
 内戦もなく、国民は、王族を敬っています。
 しかも、土壌が豊かなんで、放っておいても作物が育ちます。
 タイは、豊かであたりまえなんですよ。

 バンコクは首都なので、慌ただしかったり、犯罪があったりしますが、
 チェンマイは、人口の流入も少なく、平和そのものです。

 物価は安いし、人々はのんびりしています。
 観光地に行っても、物売りなど1人もいません。
 誰も外人をじろじろ見ないし、怖い人もいません。
 道を聞くと、ていねいに教えてくれます。
 
 市民は、チェンマイをものすごく好きで、誇りに思っているから、
 観光客に楽しんでもらいたいのでしょう。
 まあ、どこの国の市民もそういう気持ちがあるんだけど、
 少数の人間が、だいなしにしてしまうのです。

 また、チェンマイ滞在中は、日本人に1人も会いませんでした。
 これは、ほんとにほんとです。
 日本人かな?と思っても、必ず中国人や韓国人です。

 チェンマイは、物価が安いので、200円くらい余分に出せば、
 サービスのグレードがアップします。
 2000円出せば、一流エステが味わえ、半日はお抱え運転手がつきます。
 5000円出せば、最高級ホテルです。

 日本人だというだけで、セレブなのは、あたりまえです。
 それがうちらの金銭感覚ですから。
 
 私の今までの海外旅行は、ほとんどが首都でした。
 でも、首都以外の都市のほうが、いいね。
 土着の市民は、のんびりしているし、文化も濃い。
 郊外の自然も豊かです。
 東京と大阪の違いですな。
 今後も、第二の都市に行ってみよう、て思いました。


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